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技術系テクニカルアーティストのあれこれ

Slackとかにおもうこと。

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もちろん、全員がマルチタスクでさくさく処理できるようになることは望ましいのですが、
組織が大きくなればなるほどコミュニケーションの設計を最適化すべきですね。

これはまったくその通りだと思っていて、もうちょっと気軽に無視[できる|される]空気が欲しいなぁと思う。

例えばHulickさんが書いてるような「返事がもらえないと支障が出るようなことがらをチャットで伝えようとする」こと自体が問題で、そういうのはメールとかJIRAとかRedmineに逃がしてやるのが正解だと思うんですね。Slackがメールを置き換えるという発想自体が間違いなのではと。というか、世の中の一般的なチャットツールに「通知OFF」の機能がついてるのは、まさにそのためなわけで。この人も書いてるとおり、コミュニケーションがとれるってことが常にすばらしいわけじゃないんですよね。

チャットツールが2個も3個も起動してるような状況はそりゃよくないと思うけど、チャットとメーラーとプロジェクト管理ツールが起動しているような状況は、それ自体は別に悪くないと思うんですよ。ただそれが常に良い状況だとは限らないので、それらが如何に共存すべきかを考えるのが、生産性に貢献せんとする僕らのタスクではないかと思うのです。コミュニケーションチャネルを減らすってのはその結果採用されうる戦略のひとつであって、コミュニケーションの棲み分けができない状況でSlackをやめても、Slackを始める前の状態に戻るだけであんまいいことなさそうなんだよなー……。

ただコミュニケーション最適化ってとても時間がかかるものだと思っていて、なので現場スタッフの自分としては、二度手間になってしまうとしてもまずは、「それJIRAに積んどいてください」「じゃあそっち行くんで口頭で相談させてください」「電話で話してもいいですか?」って言うところから始めるようにしてる。もうちょい責任(というか権力)のある立場だったらまた違うやりかたがあるんだろうなぁとは思いつつ。